処方
処方一覧・新しい処方・4 つのタブ(設計・処方箋・製造・版)・比べる・アーカイブの使い方です。香料の行と量を入れて香りを組み、版を確定して製造します。
処方一覧#
処方を並べる画面です。サイドバーの「処方」から開きます。列は IFRA カテゴリ・賦香率・本数・1 本 ml・最新版・アコード数・香料数・更新日です。

- 上の検索欄で、処方名と使っている香料名から探せます
- 下書きが 2 つ以上ある処方は、名前の横に「下書き 3」のように数が出ます
- アーカイブした処方は一覧に出ず、いちばん下の「アーカイブ N 件 →」から見ます(アーカイブ)
新しい処方#
処方一覧の右上の「新しい処方」から開きます。作るのは処方の枠だけで、香料の行はこのあと設計タブで入れます。

手順#
- 処方名・IFRA カテゴリ・賦香率 %・本数・1 本 ml を入れます(メモは空でかまいません)
- 「作る」を押すと、処方の設計タブが開きます
つまずきやすい所#
- 処方名は、生きている処方どうしで重ならないようにします
- 賦香率・本数・1 本 ml は、あとから設計タブの上の欄でいつでも変えられます
処方の 4 つのタブ#
処方を開くと、処方名の下に 4 つのタブが並びます。
| タブ | 使うとき |
|---|---|
| 設計 | 香料の行と量を入れて香りを組む。版を確定する |
| 処方箋 | 香料ごとの比率を紙 1 枚にして見る・刷る |
| 製造 | 本数を決めて計量し、在庫から引く |
| 版 | 確定した版の一覧を見る。比べるへの入口 |
設計タブ#
処方の中身を組む画面です。左に目次、中央にアコードのカード、右にバランス(IFRA 超過・在庫不足・原価・ファミリー構成・揮発区分・時間経過)が並びます。

カードの 1 行が香料 1 つ(またはアコード 1 つ)です。手で入れるのは希釈率と量だけで、純香料・アコード内 %・香料液中 %・製品 % は打つたびに計算し直します。
手順#
- カードの下の検索欄に香料名か CODE を入れ、候補を押して行を足します
- 行の「量」を入れます。希釈したボトルから量るなら「希釈率」も直します
- 香料のまとまりを分けたいときは、左の目次の「この処方に新しいアコード」でアコードを足します。アコードライブラリのアコードを使うなら「ライブラリから選ぶ」
- 行の左の取っ手をドラッグすると、並びを変えられます
- 右上の「保存」を押します(処方全体を 1 回で保存します)
- 中身が決まったら「版を確定」を押し、メモを 1 行入れて確定します(版タブ)
下書き#
処方の作業中の中身は「下書き」です。右上の「下書き」のメニューから、いまの下書きを複製して別の配合を試せます(新しい下書き・名前を変える・比べる・削除)。処方の設定・版・製造の記録は下書きをまたいで共通です。
香料ごとの取り出し元#
香料名の横の小さなタグ(「10%」など)を押すと、この処方だけ、その香料をどの希釈率のボトルから量るかを選べます(香料の既定 / 原液 / 10% / 1% / 0.1%)。選ぶとすぐに保存されます。
つまずきやすい所#
- 保存していないまま別の画面へ移ろうとすると、確かめのダイアログが出ます。先に「保存」を押してください
- 「版を確定」は、保存していないうちと、香料の行が 1 本も無いうちは押せません
- 赤い点の行は IFRA 上限を超えています。橙の点の行は在庫が足りません(本数 × 量で数えます)
- 原価は、製造と同じ順(古いボトルから)で引くボトルの単価で数えます。単価の無いボトルの香料は含めず、件数だけを添えます
- ライブラリのアコードのカードは読むだけです。直すときはアコードライブラリで開きます(アコードライブラリ)
処方箋タブ#
香料ごとに合算した比率を、香料液中 % の小さい順に並べた紙 1 枚です。列は CODE・NAME・FAMILY・香料液中 %・製品 % だけで、g や在庫・原価は載せません(取引先に渡すこともある紙なので)。

手順#
- 上の選択で、出す版(v1・v2 … か下書き)を選びます。既定は最新版です
- 「印刷」を押すと、A4 縦の 1 枚に刷れます
つまずきやすい所#
- 比率は小数 3 桁です。微量の香料が 0.00 に潰れないようにするためです
- 紙の下の原価は、画面にだけ出て印刷には入りません
製造タブ#
作る日に開くタブです。準備 → 計量 → 完了 の 3 段を、1 ページの上から順に進めます。

手順#
- 準備 … 本数を入れます(既定は処方の本数)。先頭に「在庫は足ります」か「在庫が足りません: N 件」が出ます
- 足りない行は「別のボトルを使う」で別のボトルを割り当てるか、「入荷登録へ」でボトルを登録してから戻ります。足りたら「計量へ進む」
- 計量 … チェックリストを上から潰していきます。(1) 事前希釈をつくる、(2) 製品に入れる(入れる g の多い順・累計 g つき)、(3) 追加アルコール の 3 部です。行のどこを押してもチェックが付きます
- 完了 … 製造日とメモを入れ、「製造を確定して在庫から引く」を押します。使った分が各ボトルの残量から引かれ、版タブへ移ります
つまずきやすい所#
- 製造はいつも版で行います。いまの下書きが最新版と違えば(版が無ければ)、先に版を確定してから製造します(メモ「製造 yyyy-mm-dd のため自動確定」)
- 秤で量れない微量の香料(設定の「秤で量れる下限 g」未満。既定 0.10)は、事前希釈の手順が出ます。在庫から引くのは量り取った分です
- 1 本でも残量が足りなければ、製造記録も在庫の減りも 1 件も残りません。どの香料が何 g 足りないかが出ます
- 計量の進み具合はタブを閉じるまで残ります。再読み込みしても続きから量れます
- 本数を間違えたら、タブの下の「この処方の製造記録」の行の「取り消す」で在庫を戻します(取り消しは戻せません)
- 計量の段の「印刷」で、計量表を紙にできます
版タブ#
確定した版の一覧です。番号・確定日・メモ・製造回数が並び、「処方箋を見る」でその版の処方箋が開きます。

- 版は確定したときの中身のまま残ります。下書きを直しても、版は変わりません
- 上の「v1 と v2 を比べる」から、1 つ前の版と最新版を並べて見られます
比べる#
下書き・版のどれか 2 つを、左右に並べて違いを見る画面です。設計タブの下書きのメニューの「比べる」か、版タブの入口から開きます。

- 追加した行は右だけに緑の地と「+」、消した行は左だけに赤の地と「−」、量や希釈率が変わった欄は琥珀の地で「10(+2)」のように差が出ます
- 「量」と「香料液中 %」を下線のタブで切り替えます
- 変わっていない行は既定で隠します。「変わっていない行も見せる」で全部出ます
- 下の「香料ごとの合計」で、香料ごとの割合の動きを確かめられます
つまずきやすい所#
- 下書きは保存した中身で比べます。打ちかけの変更は入りません
- 選んだ 2 つは URL に残ります。同じ組をあとで開き直せます
アーカイブ#
使わなくなった処方を畳んでおく場所です。処方一覧のいちばん下の「アーカイブ N 件 →」から開きます。

手順#
- アーカイブするときは、設計タブの右上の「アーカイブ」を押して確かめます
- 戻すときは、アーカイブの画面の行の「アーカイブを解除」を押します
- 試しに作っただけの処方は、アーカイブの画面の行の「削除」で消せます
つまずきやすい所#
- アーカイブした処方も、設計・処方箋・版はそのまま見られます。製造の確定だけができません
- 削除した処方はどの画面にも出なくなりますが、製造記録と在庫の履歴は残ります。元に戻すには管理者の操作が要ります